エッセイー親業との出会い



『親業(ゴードン・メソッド)』との出会い

優しい母でありたい
1年間の不妊治療の末、やっと初めての子どもを授かった私は、とにかく優しいお母さんになりたかったのです。優しいってどういうことかというと、ほらほら、よくスーパーマーケットなどで、子どもを怒鳴っているお母さんを見かけるじゃないですか。「何しているの!おいて帰るよ!!!!」 そういうお母さんにはなりたくないって思っていました。そして、母となった私はとりあえず(?)2年余り「優しいお母さん」でいることに成功しました☆ 完全母乳を実行したので、いつも赤ちゃんと一緒、ストレスがたまることもあったけれど、我が子にはぶつけず(どこにぶつけていたかは置いておいて)、我が子を可愛がり、優しい優しいお母さんでいたように思いまする。

トイレ・トレーニング
でも、なぜ「2年余り」なのか・・・。娘が2歳3か月の時に第2子の息子が生まれたわけです。中学教師を続けていた私は産休に入り、「そうだ、今のうちに娘のおむつをはずしておこう。そして、生まれた子に、そのおむつを使えばちょうどいいじゃない。」 今思えば、まったくもってこちらの都合だけで、娘のトイレ・トレーニングを始めたわけです。
ところがその時、当の娘は、おむつにではなく、トイレで用を足したいとは「全く、全然、ちっとも」思っていなかったのです。
「1週間垂れ流したら、おむつ取れたよ」という先輩ママの言葉のみを頼りに、ひたすら我慢した1週間。(もっと情報を集めなさいよと自分に対して思います、とほほほ~) おむつからパンツにはき替えた娘の、「どこでもトイレ」の後を、拭き掃除して回り、1週間後の変化を楽しみに待っていた私に突き付けられたのは、「娘のおもらし、ひたすら継続」という『現実』でした。
「優しい母」は、2歳の娘に「ひどい言葉を浴びせる母」となり、ついには「おしりペチンの母」となり、「寝顔を見ては自己嫌悪の母」「罪悪感からのストレスで寝覚めの悪い母」「ゆえにまた怒ってしまう悪循環に悩む母」となっていったわけです。

救いの「親業」
2人の子育てに、てんやわんやの状態の中で、子育てに関する本も何冊か読みましたが、書いてあることを試してみても、何だかしっくりいかなかったり、かえって自己嫌悪感が増したり・・・。保健師さんにお電話して、泣きながら相談したこともありましたが、何だかとまどっておられる感じがして、残念ながら私にとっては助けにならず、どうしたらいいのか、ピンとくるものがないままもがいていた苦しい時期がありました。
そんな私が見事に救われ、子育てを楽しみ、力が湧くきかっけとなったのが、行きつけの小児科病院に置いてあった親業の本と、読後受講した親業の講座でした。本を読んだとたん、「あ~これだ!こんなふうに子どもとかかわりたいし、こうすればきっとうまくいく!」と光が見えた思いで、更に、「講座があるのね!もちろん、受・け・る・わよ~!!」
まずは「親業訓練講座」を受講。受講してみたら、「これって教師として絶対役立つ!」と興奮。すぐに「教師学」を受講し、その後も「親業訓練上級講座」「自己実現のための人間関係講座」と、毎年毎年講座を受講し続けました。

3人の幼子を抱えながら、家事・育児・仕事をこなすのは、同居の両親や夫の協力があっても、なかなかストレスのたまることではありましたが、ゴードン・メソッドの講座を受講することは、「気分転換」であり、「ストレス解消」であり、「自分の親としての力量UP」であり、「学ぶ楽しさを味わう時間」であり、「語り、吐き出す自分のための時間」であり、なくてはならない貴重な時間となりました。
年々変化・成長していく自分を感じ、自己肯定感UP! 子育ても仕事も楽しめる度合いが増え、自信も増し、内からの湧き出すエネルギーを感じていく自分がとっても嬉しかった♪

価値ある意義の大きな学び
アメリカから帰国後はインストラクターとしての様々な資格を取るための講座も受講しまくりだったので、私がゴードン博士のコミュニケーション講座に注ぎ込んだ金額の合計は相当なものになるはずだと思います。
東京など県外でも受講したことが多々あるので、交通費、宿泊費なども含めると、一体いくらになることやら。
でも!私にとって、それだけの価値のある「人生を変えていく」講座であると、自信持って言えますし、今後も「トレーニング」を続け、自分の力量UPをはかる決意を持っているのでございまする。